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症例 |
症状 |
年齢・性別 |
不妊症3 |
30歳と31歳で、2回流産。生理痛ひどく、カゼを引きやすい、冷え性。 |
34歳 女性 |
【2003年3月14日】 不妊症で来局。30歳と31歳の時、2回とも10週くらいで流産した。生理痛がひどく、生理中の腹痛、腰痛が辛い。22歳の時、急性肝炎(A型)。高コレステロール血症。冷え性。 下痢しやすい。冬には、乾燥して脛や二の腕に湿疹ができる。カゼを引きやすい。
■コメント ホルモンのアンバランスがかなりあり、生理の周期は35日〜40日の周期で、高温期が短く、黄体ホルモンの分泌が悪いようです。高コレステロール血症も、甲状腺ホルモンの分泌低下から来ていると考えられます。また、生理痛は、血虚や血流の悪さから起こります。
血(血とホルモン)を補い、血流を良くし、ホルモンのバランスを整える漢方薬と、血やホルモンの材料になる亜鉛、鉄、コバルト、銅などミネラルを豊富に含む牡蠣エキスを一緒に服用して頂く事にしました。
【2003年3月22日】 体調とても良い。下痢もしない。手足も暖かい。
【2003年4月10日】 今まで寝つきが悪かったが、すぐに眠れるようになった。
【2003年5月26日】 今月は生理痛が無かった。残業が続いたが、風邪も引かず元気。
【2003年6月9日】 体調良好。元気。午前12時前には寝るようにしている。 婦人科検診で内診した時、肛門の方に押した時痛みがあり、子宮内膜症が治っていないので、ホルモン剤を服用して、1年間生理を止めるようにと言われた。
■コメント 元来、ホルモンは、非常に微量で体の働きを調節しています。外から合成のホルモン剤を入れる事は、却って体内のホルモンバランスを崩す事になります。
漢方薬で、血流を良くし、ホルモンバランスを整えることで、子宮内膜症も治りますし、その方が体にとっても自然で、体全体の調子も良くなります。
この症例のMさんも、ホルモン剤は服用せずに、漢方薬の服用で、子宮内膜症も治り、無事、男の子を出産されました。
【2003年7月3日】 冷房で冷えたら、生理痛がひどかった。 生理の周期は28日〜29日になって来た。
■コメント 漢方薬を服用していても、冷やしたら、痛みはでます。足腰を冷やさないように、充分注意しましょう。漢方薬の服用と共に、カイロ、足湯、腰湯などで積極的に温めて、冷えを取りましょう。
また、生理中の洗髪は、体を冷やし、血流を悪くして、生理痛を増しますので、控えましょう。
ホルモンのバランスが整ってきて、生理の周期が35日〜40日だったのが、28日〜29日になってきました。
【2003年9月18日】 漢方薬を服用していると、カゼを全く引かない。オイスターが先になくなったので、服用していなかったが、漢方薬と一緒に服用した方が調子が良い。
【2003年10月30日】 血液検査の結果、コレステロールが237に減った。(昨年は269だった)
【2003年12月11日】 カゼを引かない。体調良好。
【2004年1月9日】 妊娠したとのこと
【2004年1月24日】 妊娠3ヶ月。小児用アスピリンを1/2錠服用するように産婦人科で勧められたとの事
■コメント 本来、解熱鎮痛剤であるアスピリンは、その副作用である「血小板阻害作用」を逆手にとって、「血液をサラサラにする薬」と銘打って、今やお年寄りから妊婦さんまで、服用させられている。
「血液がサラサラになる」と聞くと、「血液がきれいになる」と勘違いするが、とんでもない!アスピリンは、血小板だけではなく、他の血球成分(赤血球や白血球など)にも悪影響を及ぼす薬剤で、妊婦さんが服用するなんて以ての外。
薬剤に頼らず、食べ物に気を付け(動物性の食物は少なめに、玄米・根菜類・海藻類を主食とし)血液をきれいにし、漢方薬で血液の流れを良くしましょう。
【2004年7月31日】 とても順調に妊婦生活を送っている。体調良好。来週から臨月。早く元気な赤ちゃんに会いたいとの事。
【2004年8月20日】 無事、男の子を出産。母子共に元気。
■コメント 漢方薬を服用し始めて、約9ヶ月で妊娠。しっかり漢方薬で体造りをしたので、妊娠中も特にトラブルも無く、無事元気な男の子が生まれました。おめでとう御座います。
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