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症例 |
症状 |
年齢・性別 |
不妊症5 |
冷え、アトピー性皮膚炎あり。便秘。子宮筋腫(2cm)あり。疲れやすい。低体温。胃腸も弱く、少ししか食べられない。汗はほとんどかかない。 |
34歳 女性 |
【2005年5月7日】
不妊症で来局。冷え、アトピー性皮膚炎あり。便秘。子宮筋腫(2cm)あり。疲れやすい。低体温(平熱35度3分)。胃腸も弱く、少ししか食べられない。汗はほとんどかかない。
■コメント
身体が冷え、腹部の血流が悪くなっている為に、不妊、子宮筋腫、便秘などが起こっています。補気(気を補い、身体の代謝を上げ、元気にする)、補血(血とホルモンを補い、血流を良くして、身体を温める)の漢方薬を基本に、腹部の血流を良くして腹部を温める漢方薬と、血とホルモンの材料になるオイスター製剤の服用をして頂きました。
アトピー性皮膚炎に関しては、8年前にステロイドのリバウンドで、体中がジュクジュクになり、某病院に入院し、代替療法を行ったとのことで、一度排毒しているので、漢方薬で身体を温めても、アトピー性皮膚炎の症状が酷く出ることはありませんでした。
【2005年6月2日】
身体が温まってきた。便通はほぼ毎日ある。食欲も出てきた。
【2005年7月2日】
妊娠したとのこと。現在5週目に入った所。出産予定日は2月23日とのこと。
■コメント
もう少し身体造りをしてから妊娠した方が、以後の妊娠・出産が楽ですが、漢方薬でかなり身体が温まってきたので、妊娠が可能になったのでしょう。妊娠したから、そこですぐ漢方薬を止めるのではなく、引き続き漢方薬をきちんと服用すれば、つわり、流産、早産、難産の予防になります。もちろん産後も漢方薬を服用すれば、産後の身体の快復も早いです。
【2005年7月15日】
つわりは少しあるが、食欲もあって、食べられる。
【2005年8月23日】
つわりは、それほど酷くない。時々便秘するが、漢方薬を服用するとスッキリ便通がつく。
【2005年9月16日】
体調良好。皮膚の状態も悪くない。
【2005年10月24日】
皮膚が少し乾燥するが、状態はそれほど悪くない。
【2005年11月25日】
冷えを感じるので、足湯はほぼ毎日やっている。湯たんぽも使っている。
【2005年12月30日】
妊娠32週。風邪をひいて、咳が酷く、肋骨にひびが入り、痛い。リクライニングベットが楽なので、5日間病院に入院した。今は、退院して、痛みもない。
■コメント
妊娠後期に風邪を引き、咳が酷くなると、肋骨にひびが入ることがあります。咳のたびに痛くて辛いです。妊娠・出産は、とても体力が必要です。しっかり身体造りをして、妊娠すれば、このようなことはありません。
【2005年2月27日】
帝王切開で、2月20日女の子を出産。帝王切開時の硬膜外麻酔で、脊髄液が漏れ、半身不随のような状態になってたいへんだったとのこと。今は、何とかおさまったが、まだ入院中とのこと。
■コメント
どうしても帝王切開しなければならなかったのか、疑問です。今の産婦人科の医師は、簡単に帝王切開をします。なるたけ帝王切開をせず、自然分娩が出来る病院を探す事も大切です。帝王切開は、母体はもちろんの事、赤ちゃんにも悪影響を与えます。どうしても帝王切開しなければ、母子共に危ない場合は、仕方ありませんが、帝王切開は最後の手段として、まずは、自然分娩を目指しましょう。
吉村医院の吉村正医師は、できるだけ自然なお産を提唱している産婦人科の医師です。著書も多数あります。以下は、参考ホームページです。
http://www.ubushiro.jp/
http://www.babycom.gr.jp/birth/sannin/yoshimura.html
吉村医師の著書「お産!このいのちの神秘」
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