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症例 |
症状 |
年齢・性別 |
過敏性頭痛、非結核性抗酸菌症 |
13歳から、ひどい頭痛。ロキソニンを服用してきたが、2週間前にひどい頭痛でロキソニンを服用したが、効かず、眼の奥が痛み 眼も開けられなかった。 |
56歳 女性 |
【2019年12月30日】
13歳生理が始まった頃から、ひどい頭痛。痛み止めを8種類くらい使ったが、一番効いたのがロキソニンだった。
ところが2年前、2週間ロキソニンを服用しても頭痛が治まらず、脳神経外科に行って、CTスキャンを撮っても異常なし、脳波を測定し「過敏性頭痛」と病名が付いた。
現在5種類の薬を服用している。常に身体に力が入っている状態。常に神経を張っている。夜も寝ているが、眠り浅い。
■コメント 以下は、脳神経外科の医師の処方
1,トピナ錠50mg 1回1錠、夜寝る前1回服用
通常、この薬剤は、抗てんかん薬として使われる。
重大な副作用として、緑内障、頭痛の記載があり、緑内障には、禁忌。
この患者さんは緑内障なので、使うべきではない。
2,リポトリール錠0.5mg 1回0.5錠、夜寝る前1回服用
この薬剤も抗てんかん薬として使われる。
緑内障には禁忌。依存性あり。
3,セレコックス錠100mg 1回2錠、朝夕1日2回服用
鎮痛剤。
心筋梗塞、脳卒中等の重篤・致命的な心血管系血栓塞栓のリスク増大。
しかも、このリスクは、使用期間と共に増大する。
4、テルネリン錠 1mg 朝1錠、夜2錠服用
中枢性筋弛緩剤。
血圧低下、心不全、肝障害、頭痛、発疹、めまいなどの副作用がある。
5,オースギ抑肝散料エキスTG
この患者さんは、肝よりも、補腎の漢方薬が必要です。
いずれも症状を抑えるだけの薬の為、治す薬ではないし、副作用も心配なので、少しづつ減量して、服用を中止した方が良いとお話しました。
漢方薬は、補気、補血の漢方薬をベースに、補腎の漢方薬と、血流を良くする夢三七を服用して頂くことにしました。
【2020年1月10日】
処方箋薬の服用は、全部止めた。
「中枢性筋弛緩剤」などを止めたために、首コリ、肩こりが、酷くなったが、マッサージしてもらったら、楽になった。
今までは、便秘気味だったが、便通は、毎朝すんなり出るようになった。
薬疹の足脛のかゆみがなくなった。
頭痛は、ほんの少しだけある。
身体に力がついてきた。気分が良く、テンションがあがった。
【2020年1月16日】
何とか西洋薬を飲まずに頑張って居る。寝つきが悪いが、何とか眠れている。
肩こりがひどい。頭痛は、ほんの少し。
【2020年2月11日】 寝つき悪いが、4時間ほどは眠れている。
肩こりがひどい。
ひどい頭痛は、ない。頭痛は、ほんの少し。鎮痛剤を服用しなくても大丈夫。
■コメント
頭痛は、だいぶ軽くなってきました。
長い間「筋弛緩剤」を服用してきて、服用を中止したので、リバウンドで、肩こりがひどく感じられるのは、しばらくの間仕方ありません。
【2020年3月26日】
頭痛があったが、漢方薬(桂枝人参湯変方)を服用したら、良くなった。
非結核性抗酸菌症が治った。
■コメント
漢方薬で補気補血し、血流を良くしたので、免疫力がアップし、いつの間にか「非結核性抗酸菌症」が治っていました。
【2020年4月28日】
頭痛なくなった。
13歳から苦しんだ頭痛が、こんなにも早く治るとは思わなかったので、とてもうれしい。
■コメント
西洋医学のお薬は、症状を抑えるだけで、治してはいませんし、却って、身体に負担を掛けて、身体を悪くします。
Aさんは、暫くの間は、「肩こりが酷い」や、「寝つきが悪い」など、我慢の期間もありましたが、思い切って服用薬を中止したので、頭痛が治るのが早く、良かったと思います。
お身体が変わるのは、年単位ですので、もうしばらく漢方薬の服用を続けて、身体全体を整えて行く必要があります。
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