|
ニュースレター |
キーワード |
頭痛 |
頭痛 |
|
【 頭痛薬で厥陰病(けっちんびょう)になった患者さん 】
最近、テレビや、電車、あちこちで頭痛薬の宣伝をよく見ます。それだけ頭痛持ちの人が増えているのだろうと思います。
先日、来店した患者さんは、頭痛のために毎日「イブ・クイック」を服用して、さらに生理時は「ロキソニン」を服用するとの事でした。
手足は冷え切っているにも関わらず、顔、脇、手のひら、足の裏に、冬でも汗が出る、むくみもひどい、月経前症候群・生理痛もひどい、心臓にも動悸や胸苦しさが出ているなど、厥陰病(けっちんびょう)の状態になっていました。
また、冷えると、身体は何とか内臓を温めようと「必要熱」をつくります。すると何だか暑いような気がして、冷たい物を飲んだり食べたりしたくなり、この患者さんは、アイスクリームをしょっちゅう食べて、さらに内臓を冷やしていました。
西洋薬の頭痛薬は、鎮痛消炎剤であり、漢方的には「大寒」の性質であり、非常に身体を冷やすものです。
この患者さんは、頭痛薬を毎日のように服用していたので、陰病(代謝が落ちて身体が冷えている)の極まった状態の厥陰病にまでなってしまいました。
この状態から身体を温めて行くのは、とてもたいへんです。長い時間がかかります。
【 頭痛は、根本から治しましょう! 】
西洋薬が必要な時もありますが、西洋薬の使い方は必要最少限・短期間が原則です。何故なら、治す薬ではないからです。治すのは、身体の持っている治る力です。
体力のある人なら、西洋薬で症状を抑えている間に、身体が治るのですが、体力のない人は漢方薬で補うことでやっと身体の治る力が出て来ます。
初めは効いていた頭痛薬もだんだん効かなくなり、身体はどんどん冷えてあちこちが悪くなって行きます。痛みを感じなくさせるだけで治しているわけではない頭痛薬に、安易に頼らず、原因から治して行きましょう。詳しくは、静和漢方堂に御相談下さい。(TEL 03-3220-1515)
|
|
COPYRIGHT(C) 2000-2024 漢方相談専門薬房 東京都杉並区荻窪 静和漢方堂(旧薬局) ALL RIGHTS RESERVED.
|
|