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【冷えの原因と対策】
冬に限らず、また冷え性の相談の方に限らず、他の病気の相談の方でも、体が冷えていらっしゃる方が本当に多いと感じます。
何故、このように体が冷えてしまったのでしょうか?
当薬局にいらした患者さんのカウンセリングの中から見えてきた「体が冷える原因」を下記に挙げてみます。原因は必ず日常生活の中にあります。
皆さんもこれを参考に、自分の日常生活の中に問題は無いか点検してみて下さい。そして、問題点を見つけたら、改善しましょう!どのように改善したら良いかも、原因と一緒に下記に纏めました。冷えは万病の元です。しっかり冷えを防いで、健康になりましょう!
【冷えの原因1、子供の頃から冷飲食物を沢山摂っている】
冷蔵庫の普及で、子供の頃から、年間通して、冷たい物を摂っているので、多くの方の内臓は冷え切っています。内臓が冷えると、働きが鈍り、栄養素がうまく吸収できなくなり、血虚(働ける血が少ない状態)になり、当然体全体も冷えてきます。
また、内臓が弱くなると、腸管免疫も低下し、腸粘膜からアレルギー物質が侵入しやすくなり、アレルギー体質になります。今や国民病とまで言われる「花粉症」は、単に杉花粉の所為だけではありません。現代人の内臓の冷えと大いに関係があります。
アイスクリーム、冷たいジュース、ビールなどは、とても内臓を冷やしますので、控えましょう。その他、冷蔵庫から出してすぐ食べる、あるいはすぐ飲むような冷たいものも、控えましょう。
【冷えの原因2、夏に病気は造られる】
夏は特に気をつけて下さい。夏に病気は造られます。冷たい物を沢山摂って、冷房にガンガンあたると、体は内側からも外側からも冷えてしまいます。その冷えが年々積み重なって体はどんどん冷えていくのです。
夏でも、冷たい物は控え、冷房で体を冷やし過ぎないように気をつけましょう。
【冷えの原因3、季節はずれのものを食べている】
冬に、夏の野菜であるトマトやきゅうりを食べていませんか?夏の野菜は、冷やす性質を持っています。今では一年中出回っていますが、季節の野菜を食べるようにしましょう!
冷えのある方は、生野菜は減らし、根菜類を中心に摂りましょう。
【冷えの原因4、果物を摂り過ぎている】
果物は、陰性で、体を冷やします。朝、その季節に、その土地で採れたものを少量食するくらいならあまり問題はありませんが、太陽が傾き、気温も体温も下がってくる午後から夜にかけて、陰性の果物を摂ると、体はとても冷えます。
また、バナナなどの熱帯植物は、体を冷やしますので、その季節に、その土地で取れたものにしましょう。カウンセリングをすると、体に良いからと「ヨーグルトとバナナを毎朝食べている」と言う方が沢山います。バナナは、体を冷やすので控えた方が良い代表的な果物です。ヨーグルトも冷蔵庫で冷やして保存しておくものなので、冷えます。
ヨーグルトとバナナは止めて、朝食は、玄米ご飯と根菜類の味噌汁が良いでしょう。洋食なら、天然酵母パンと根菜類の温かい野菜スープにします。冷えのひどい人は、果物は控えた方が良いでしょう。
【冷えの原因5、甘い物を摂り過ぎている】
甘いものは、体をゆるめ、毛穴が開いて体の熱が逃げて行くので、体を冷やします。ケーキ、プリン、ゼリー、チョコレート、キャンディー、餡子、和菓子などの甘いものは、体を冷やす陰性の性質があり、摂り過ぎは、体を陰性にし、体を冷やします。
体に冷えのある人は、甘いものを控え、適度の塩分を摂りましょう。塩分は、体を引き締め、冷えを取る陽性の食べ物です。自然塩を使った良い調味料(塩、味噌、醤油)を使いましょう。
根菜類(人参、牛蒡、大根など)の味噌汁は、体がとても温まります。梅干、ごま塩、なども毎日摂ると良いでしょう。
【冷えの原因6、シャワー】
シャワーは、熱い湯で毛穴が開き、体内の熱が逃げて行くので、毎日シャワーのみですと、どんどん体が冷えてしまいます。夏でも、ぬるめの湯にゆっくり浸かって、体の芯の冷えを取りましょう。
寒い季節は、寝る直前に風呂に入り、ゆっくり温まり、湯冷めしないうちに、早く布団に入りましょう。
生理中の洗髪は、体が冷えて、子宮や卵巣の働きが悪くなりますので、控えましょう。
詳しい風呂の入り方は、 「冷え性改善のための風呂の入り方」をご覧ください。
【冷えの原因7、下半身を冷やしている】
昔から、「頭寒足熱」と言います。上半身は、薄着で良いのです。むしろ腰から下、とくに足を温める事が大切です。
ところが現代人の生活は、足元が冷えています。空調などによる暖房は、上に暖かい空気が行くので、頭、顔、上半身ばかりが熱く、足元が冷えています。また、上半身は厚着でも、素足だったり、下半身が冷えるようなファッションが多いようです。これでは体調が悪くなります。
冷え取りは、まず足からです。靴下の重ね履きや、腰湯・足湯などで、積極的に腰から下を温めましょう。服装にも気をつけ、床暖房にするとか、足元に小さな電熱器を置いて保温するとか足元を温かくする工夫をしましょう。
【漢方薬で体を温めよう!】
以上7つの【冷えの原因と対策】を挙げてみましたが、これを参考に、ご自分の日常生活を振り返って、問題点を改善し、冷えを治しましょう。
日常生活の改善と共に、漢方薬を服用すると、もっと効果的に体が温まります。漢方薬の服用をご希望の方は、静和漢方堂にお問い合わせ下さいませ。メール、お電話(03−3220−1515)、お待ち致しております。
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